買取実績

鉄道模型・鉄道関連

買取日
2022年2月20日・徳島 藍住店・
【 買取商品名 】
セイコー SEIKO 懐中時計 鉄道時計 昭和 レトロ 電車 国鉄 JR
【 商品の状態 】
使用感のある中古品
【 商品について 】
本日鑑定買取家宝藍住店では、鉄道時計をお譲り頂きました。
鉄道時計は懐中時計型の時計です。 映画などでよく見かける、紳士が仕立ての良いスーツの胸ポケットから取り出し、蓋を開けて時間を見るというのが懐中時計のイメージでしょう。 しかし、 鉄道時計には蓋はありません 。 蓋無しの懐中時計をイメージしていただければわかりやすいのですが、鉄道時計は蓋がない分、機能的となっています。
鉄道開通時、時計は庶民に手の届かない高級品でした。故に当初は不携帯の職員もいたですが、ようやく1893年(明治26年)に「時計貸与規定」が定められ、駅長、車掌、機関士らの携行が義務づけらます。’97年には国の役所である鉄道作業局が米国ウォルサムの懐中時計を購入。これが初の標準鉄道時計となりました。時を経て1929年(昭和4年)、標準時計に初の国産品が採用。それが精工舎の懐中時計19型「セイコーシャ」。この19型の伝統は戦後も続き、機能・仕様を進化させながら作られ続けます。

1978年には懐中タイプのまま、中のムーブが手巻きからクォーツに切り替わります。一般的なものと比べ鉄道用のクォーツは、高磁場な車内で使えるよう内部に純鉄製の耐磁板を備え、大型の懐中用にトルクも高い仕様に開発されました。後に耐磁性がより向上、電池寿命も10年に延長するなどの改良が加えられ、現在もJRはじめ、ほとんどの鉄道でこのセイコーの懐中型クォーツ時計が採用されています。
では、なぜ今も懐中時計なのでしょうか。それは結局そのほうが便利だからです。腕時計の場合、時間を確認するために視線を腕元に落とさねばなず、運転台に設置された懐中時計なら、前方を見つめたまま確認でき、さらに腕時計よりも大型なので時間も読み取りやすいというわけです。また、より精度の高い電波時計のほうがいいのでは? と思いますが、基本的に電波時計は停止中に受信するので移動が多い車内では受信しづらく、磁気にも弱いとのこと。つまり懐中クォーツは、鉄道時計として実に合理的なのです。
駆動機構こそ変わりはすれ、150年前からアナログ式の懐中スタイルを貫いてきた鉄道時計。最近はアナログ時計に慣れていない新人のために、鉄道会社は文字盤を見る訓練まで行うといいます。
買取鑑定家宝藍住店では、時計は勿論、鉄道グッズなども喜んでお買取りさせて頂きます。是非鑑定買取家宝藍住店までお越しくださいませ。

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